神戸-ヴェロスクロノス都農 前半、ドリブルで突破を図る神戸の川端=ノエビアスタジアム神戸(撮影・斎藤雅志)
神戸-ヴェロスクロノス都農 前半、ドリブルで突破を図る神戸の川端=ノエビアスタジアム神戸(撮影・斎藤雅志)

 サッカーの天皇杯全日本選手権の2回戦が26日にあり、前回準優勝のJ1神戸はノエビアスタジアム神戸でヴェロスクロノス都農(宮崎)との初戦に臨み、FW小松蓮が2ゴールを挙げて2-1で競り勝った。

 主軸が軒並み欠けても、神戸には頼れるFWがいる。カテゴリーが四つ下の相手に苦しめられたが、小松の2得点で辛勝。「自分がすべきことに集中する」という信念を貫き、チームを救った。

 前半38分、CKからの流れで日高が左クロスを上げると、GKの捕球ミスを見逃さず、小松が頭で押し込んで先制した。後半7分に追い付かれたが、迎えた29分。高橋の右クロスに、ゴール前で低い姿勢となって頭で合わせ、決勝点を挙げた。

 小松が神戸加入後、初得点したのが1年前の前回準々決勝、J3相模原戦だった。今年のJ1百年構想リーグで5得点を挙げても満足せず。「どれだけ自信を持ってプレーできるか」と練習から貪欲にゴールを求めた。今季リーグ戦3戦計3得点の大迫と武藤が離脱する中、好機を生かした。

 前回も3回戦以降は格下に苦戦続き。この日もゴール前まで持ち込みながら、かみ合わない場面が目立った。だが、スキッベ監督は「油断について話す必要もないぐらい集中する」と話した通り、後半途中から井手口や酒井ら主力を惜しみなく投入して勝ちきった。

 この日はGK新井が約1年ぶりに公式戦復帰し、神戸ユースの川端がデビュー。厳しい内容ながら明るい材料もある初戦突破だった。(井川朋宏)