「千円券」と「1万円券」の2種類。豊岡旅幸のイメージを膨らませる物語を掲載している=豊岡市内
「千円券」と「1万円券」の2種類。豊岡旅幸のイメージを膨らませる物語を掲載している=豊岡市内

 豊岡市は1日、ふるさと納税の返礼品に、市内の登録店舗で商品券として利用できる「豊岡旅幸券」を追加した。

 商品券の額面は千円と1万円の2種類。コウノトリや温泉、出石そばのイラストとともに、市の見どころを券面に記載している。市は返礼品で商品券を希望した人に、寄付金額の3割相当分の豊岡旅幸券を送る。

 有効期限は発行日から3年間で、市内の宿泊施設や飲食店など183店で利用できる。主要なふるさと納税のポータルサイトなどで受け付けている。

 同市のふるさと応援寄付金は、2021年度に初の10億円の大台を突破。22年度は12億3400万円と堅調に推移している。今月1日時点で地域ブランド「豊岡鞄」「豊岡財布」など、2千品以上を返礼品として登録している。

 市は、商品券で市内への観光誘客につなげたい考え。商品券を返礼品に追加することで、寄付金1億円の上積みを見込む。(丸山桃奈)