発掘調査で見つかった石組遺構と礎石。「崇広館」の講堂跡とみられ、手前が縁辺で奥へと建物があったと考えられる=丹波市柏原町柏原
発掘調査で見つかった石組遺構と礎石。「崇広館」の講堂跡とみられ、手前が縁辺で奥へと建物があったと考えられる=丹波市柏原町柏原

 県教育委員会は、丹波市柏原町柏原で進めている「柏原藩陣屋跡」の発掘調査で、かつて敷地内にあった藩校「崇広館」の講堂跡を発見したと発表した。講堂の位置はこれまで絵図や写真でしか分からなかったが、今回初めて実際の遺構で確認できた。創建時や改築時の建物の変遷もみられ、藩校の全体像把握につながる重要な成果となった。10日には一般向けの現地説明会が開かれる。(秋山亮太)

■「近世から近代に至る教育史にとって大きな発見」

 柏原総合庁舎の長寿命化工事に伴う調査で、昨年11月上旬から今年1月下旬にかけて行われている。発掘したのは、仮設庁舎を置く約520平方メートル。現在の柏原藩陣屋跡の北西隅にあたり、近世末には藩校の崇広館が設置されていた。