8月28日、米テキサス州の州議会で記者会見するケネディ厚生長官(ロイター=共同)
 8月28日、米テキサス州の州議会で記者会見するケネディ厚生長官(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)のスーザン・モナレズ前所長は4日、ワクチン接種推奨などを検討する諮問委員会の勧告を巡って在任中、ワクチン懐疑派委員らの意見に沿った内容で事前承認するようケネディ厚生長官側から圧力を受けたと明らかにした。ウォールストリート・ジャーナル紙に寄稿した。

 モナレズ氏は8月下旬、ワクチン政策を巡ってケネディ氏と対立し、解雇されている。

 ケネディ氏は6月に諮問委の委員17人を全員解任し、ワクチン懐疑派の新委員を選んでいる。

 モナレズ氏は寄稿文で、新委員について「公然と反ワクチンの言説を表明してきた」と指摘した。