日本航空と住友商事が出資する「Soracle」が商用運航を目指す機体の実物大模型=7月、大阪市此花区の夢洲
 日本航空と住友商事が出資する「Soracle」が商用運航を目指す機体の実物大模型=7月、大阪市此花区の夢洲

 日本航空と住友商事が出資する「空飛ぶクルマ」の運航事業者Soracle(ソラクル、東京)は10日、一般客を乗せて飛ぶ商用運航について、大阪・関西地域で2027年中の実現を目指すとする計画を発表した。機体は大阪・関西万博で実物大模型を初披露した米アーチャー・アビエーション社製を想定。万博のレガシー(遺産)としたい考えだ。

 大阪府庁で開かれた府、大阪市との連携協定締結式で明らかにした。府市は早期のビジネス化に向けて、同社と関係機関との調整を支援。救急医療や災害支援への活用を推進する。