栃木県内の焼き肉チェーン店で無銭飲食を繰り返したとして、県警が詐欺の疑いで、サッカーJ3栃木シティなどの育成組織で専門学校の「CITY FOOTBALL ACADEMY」の学生4人を逮捕していたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。4人は20歳未満という。
捜査関係者によると、7月、同県小山市と壬生町の店にそれぞれ来店し、飲食代を支払わなかった疑い。店関係者によると、小山市の店には4人、壬生町の店には3人で訪れ、被害額は計約5万円に上ったという。
防犯カメラの映像などから4人が浮上した。県警は9月に逮捕し、一部を10月に再逮捕。他の飲食店でも無銭飲食を繰り返した疑いがあるとみて捜査している。
同校は栃木シティに関連する学校法人「栃木シティ学園」が設置者で、2023年に開校。プロ選手らの育成を掲げている。担当者は取材に「事実を確認中」とした。
壬生町の店舗の店長によると、学生らは7月20日、スポーツウエア姿で来店。焼いていない肉を多く残したまま、電話をかけるふりをして一人ずつ退店した。