飼い犬の管理を怠り、自宅を訪れた市職員と警察官にかみついてけがを負わせたとして、長崎県警大村署は14日、重過失傷害などの疑いで、無職永石利郎容疑者(68)=長崎県大村市=を逮捕した。
犬が徘徊していると、度々通報があり、指導のため訪れた市職員が4月に、警察官が8月にかまれた。「過失はなかった」と容疑を一部否認している。
永石容疑者は犬を複数飼育し、かんだのは同じ中型犬。8月5日に大村市からひもでつなぐよう措置命令を受けた。
逮捕容疑は、犬を係留などせず、自宅敷地内に放置。4月23日に大村市職員の右足をかんで5日間のけがを、8月2日には大村署員の左足をかみ2週間のけがを負わせるなどした疑い。