兵庫県警の業務を委託している業者から酒類などの提供を受けたとして、警察当局が村井紀之前県警本部長(58)と県警幹部を近く注意や訓戒などの処分とする方針を固めた。関係者への取材で24日、分かった。処分は懲戒処分に至らない「監督上の措置」に当たる。
関係者によると、業者は県警本部に入る食堂を運営。村井氏や県警幹部は神戸市内の飲食店で、酒類の提供を受けたり土産を受け取ったりしたとされる。提供を受けた額は1人当たり数百円から数千円。県警幹部はタクシー代などとして計数万円分の利益を得たという。
村井氏は1990年に警察庁へ入庁。2023年3月から兵庫県警本部長を務め、25年3月に中国四国管区警察局長に就いた。
























