中部電力は31日に原子力規制委員会に提出した報告書で、浜岡原発(静岡県)の耐震設計に関わる不正なデータ操作は遅くとも2012年ごろに始まったと明らかにした。18年以降には、社内で不正を問題視する指摘が繰り返しあったとしている。林欣吾社長は名古屋市の本店で記者会見し、再発防止に向けた組織改革に「不退転の覚悟を持って全力で取り組む」と述べた。
規制委は今年1月、中部電に原子炉等規制法に基づく報告徴収命令を出し、3月末までに報告を求めていた。
報告書によると、中部電は再稼働審査で、耐震設計の目安となる「基準地震動」を決める際、計算条件を変えて20組作成した地震動の中から最も平均に近いものを「代表波」にしていると説明した。だが実際には、地震動と代表波の組み合わせを多数作成し、その中から1セットを選ぶ方法を、遅くとも12年ごろから行っていた。
中部電は今年1月、基準地震動を決める際に、データを意図的に操作した疑いがあると公表した。不正は昨年2月、規制委への外部通報がきっかけで判明していた。























