環境省は7日、2025年度の全国のクマによる人的被害の速報値を公表した。被害者は238人、うち死亡が13人で、これまで最も多かった23年度の被害219人、死亡6人を大きく上回った。2月末時点の出没件数と捕獲数も過去最多。個体数の増加とともに、人里に餌があることを学習したクマが増えており、担当者は被害低減に向け「捕獲など個体数管理の強化に取り組む」としている。
都道府県別で最も被害が多いのは秋田67人で、岩手40人、福島24人が続いた。東北6県が計158人と全体の6割超を占めた。犠牲者は岩手の5人が最多だった。
月別にみると、10月が89人と突出して多く、冬眠前に栄養を蓄えようと活動が活発になる9~11月は計161人。被害は春から増え始め、12月以降は大きく減少し、1月はゼロだった。
2月末までの25年度の出没件数と捕獲数の速報値も公表した。出没件数は、公表していない北海道と生息していないとされる九州・沖縄を除いて5万359件で、捕獲数(北海道を含む)は1万4429頭だった。
























