「神戸三宮ツインゲート」1期ビルの内部イメージ図。大ホールは5~8階に設けられる(神戸市提供)
「神戸三宮ツインゲート」1期ビルの内部イメージ図。大ホールは5~8階に設けられる(神戸市提供)

 神戸・三宮再整備の中核となる再開発エリア「神戸三宮ツインゲート」の1期ビル(神戸市中央区雲井通5)に新設する「新・神戸文化ホール」について、神戸市は2028年6月に開館すると決めた。同ビルへ移転する市立三宮図書館は同年2月のオープンを見込んでいる。

 1期ビルは27年12月の完成予定で、高さ163メートル、地上32階、地下3階建て。上層階に高級ホテル、中層階にオフィスが入居し、1階にはバスターミナルが設けられる。

 市が公表した新・神戸文化ホールの管理運営計画によると、施設はビルの4~8階に入り、大ホールの舞台は5階に配置。客席(1816席)は5~8階に設ける。

 4階には移動型観覧席(最大280席)や舞台設備を備えたスタジオを用意。ダンスや演劇、ピアノといった公演のほか、地域の集会での利用もできる。

 また、大ホールの舞台と同規模のリハーサル室を備え、本番同様に練習できる環境を整える。同じフロアには、市民が練習で使えるように防音機能がある練習室も開設する。

 先行して開館予定の三宮図書館は9、10階に入る。館内には約200席を設ける予定で、天井は、有馬温泉の伝統工芸「有馬籠」をモチーフに、木材で編んだようなアーチ状のデザインを施す。担当者は「旧市勤労会館にあった三宮図書館から面積も座席数も3倍以上になる」と説明する。

 10階には屋上庭園があり、屋外で読書を楽しむこともできる。

 蔵書は約11万冊を想定し、三宮の立地を踏まえて、働く世代をターゲットにビジネス書なども多くそろえるという。

 1期ビルが完成すれば隣接する2期ビルの工事に着手し、新・神戸文化ホールの中ホールが入る予定。神戸文化ホール(神戸市中央区楠町4)は28年3月に閉館する。(篠原拓真)