マインツ戦で指揮を執るウニオン・ベルリンのエタ監督=マインツ(ゲッティ=共同)
 マインツ戦で指揮を執るウニオン・ベルリンのエタ監督=マインツ(ゲッティ=共同)

 【マインツ(ドイツ)共同】サッカーのドイツ1部リーグで史上初の女性監督となったウニオン・ベルリンのエタ監督が10日、就任4試合目で歴史的初勝利をつかんだ。敵地でマインツに3-1で勝利。ポニーテール姿の先駆者は、試合終了の笛が鳴ると両手を握り「選手たちが最後まで諦めずに戦ってくれた」とイレブンをねぎらった。

 前節の結果で1部リーグ残留を決めて迎えた一戦。1-1の終盤に選手交代で流れを引き寄せ、2得点した。チーム一丸の戦いぶりが監督の手腕や求心力を証明した。

 4月に成績不振で当時の監督が解任され、U-19(19歳以下)チームを率いていたエタ氏に白羽の矢が立った。就任直後、インターネット上には性差別的な投稿もあったが、クラブは毅然と対応した。

 今季限りで退任し、来季は同クラブの女子トップチーム監督に就くことが決まっている。大きな一歩を刻んだが、自身の功績を誇ることなく「チームの努力が報われてうれしい。応援に駆けつけてくれたファンのためにも良かった」と穏やかな笑顔で語った。