兵庫県たつの市の住宅で住人の母(74)と娘(52)が遺体で見つかった事件で、屋内に現金が入ったままの財布が残っていたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。県警は強盗目的の事件ではないとみて、2人が亡くなった経緯を慎重に調べる。玄関近くの屋外に少量の血痕が付着していたことも判明した。

 捜査関係者によると、ストーカーやトラブルなどの相談は確認されていないという。県警は21日も現場検証を実施。遺体を司法解剖して死因を調べる。

 2人は田中澄恵さんと次女の千尋さん。いずれも首など上半身に複数の刺し傷や切り傷があり、母親の澄恵さんの方が多いという。玄関に鍵はかかっておらず、窓ガラスなどは割られていなかった。