大相撲の春日山親方(元関脇勢)が11日、東京・両国国技館内にある新弟子が通う相撲教習所で、相撲甚句の授業の講師を初めて務めた。角界屈指の美声で抜てきされ、相撲甚句の授業が9年ぶりの復活。「伝統文化として甚句は大事だと思っている。絶対に残していかないといけない」と言葉に熱を込めた。

 相撲甚句は江戸時代から歌い継がれ、勝負の世界に生きる力士の心情を表現。「はー、どすこい、どすこい」という合いの手が特徴的で、巡業や祝宴などで披露されている。今後は教習所生が一人ずつ歌う機会もあるそうで、春日山親方は「相撲においてもリズム感は大事。授業後にみんなが歌ってくれていたのでうれしかった」と笑顔で振り返った。