15日のテヘラン市内の様子(ゲッティ=共同)
 15日のテヘラン市内の様子(ゲッティ=共同)

 【ワシントン、エビアン共同】米政府高官は15日、米国とイランの双方が戦闘終結に向けた覚書に署名したと記者団に明らかにした。エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡について、覚書に基づき60日間は通過する船舶に無料で開放されると説明。近く覚書の詳細を公表する見込みで、今週後半に技術的な協議を始めるとした。19日にスイス・ジュネーブで正式な式典が開かれ、バンス米副大統領が出席する見通し。

 合意内容にはレバノン南部に駐留するイスラエル軍の撤収は含まれていないと指摘。レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラは反発するとみられ、覚書が順調に履行されるかどうかが当面の焦点となる。イスラエル軍とヒズボラによる攻撃の応酬は15日も続いた。

 米政府高官によると、米国側はトランプ大統領とバンス氏、イラン側はガリバフ国会議長が覚書に署名した。バンス氏はABCテレビで、双方が14日に合意内容に電子署名したと表明。CNNテレビには、覚書が1ページ半程度の「非常に大まかな文書」だと語った。