静岡県は5日、豚熱(CSF)の感染を確認した同県富士宮市の養豚場で、飼育されている約1200頭のうち約千頭の殺処分が始まったと明らかにした。県によると、5月の家畜伝染病予防法改正で導入された「選択的殺処分」を適用するのは全国で初めて。従来、感染が確認された養豚場では全頭処分が義務付けられていた。
ワクチンを接種していなかったり、症状が見られたりした豚を検査で選別。結膜炎などの臨床症状の有無を確認し感染していないと判断した豚は、国と協議した上で処分対象から除いた。
以前は、1頭でも感染が判明した養豚場では、全て感染したと見なして処分していた。養豚場や自治体の負担が大きく、豚熱が流行した場合、市場に流通する豚肉が減り供給不安が起きる恐れもあった。
県は3日、養豚場で立ち入り検査を実施し、遺伝子検査で陽性を確認。国が4日に豚熱と判定した。
選択的殺処分は5日午後8時40分過ぎに始まった。近日中に処分を終えた後は消毒や清掃を行い、23日ごろをめどに防疫措置が完了する見通し。























