【北京共同】中国政府による軍民両用品目の対日輸出規制の影響が、レアアース(希土類)とその他のレアメタル(希少金属)に広く及んでいることが6日、中国の貿易統計で分かった。防衛産業の供給網に関連する素材を中心に輸出が停滞している。規制開始から半年が経過したが、重要鉱物を巡る対日圧力は続いている。
中国政府は米中対立を受けて近年、少なくとも16種類の鉱物の輸出管理を強化してきた。台湾有事を巡る高市早苗首相の昨年11月の国会答弁を受け、日本については1月6日からこれらの輸出審査を厳格化した。その前後の輸出量の変化を貿易統計で調べた。
16種類のうちレアアース7種類をみると、高性能磁石の材料となるジスプロシウムとテルビウムは1月以降輸出が皆無。航空分野などで使われるイットリウムとスカンジウムも、「混合または合金化していないもの」の輸出が1月からゼロになった。
レアアースの代表的用途である磁石の状態でも輸出されてきたが、規制開始後は減少傾向で、5月は前月比35%減った。























