南アフリカ・ケープタウンにあるスタジアムの上を低空飛行する旅客機=8月29日(AP=共同)
 南アフリカ・ケープタウンにあるスタジアムの上を低空飛行する旅客機=8月29日(AP=共同)

 【ナイロビ共同】南アフリカでラグビーの国際試合前のイベントで旅客機が会場上空を低空飛行し、安全性に問題があったとの指摘が相次いでいる。飛行を許可した南ア民間航空局は2日、調査中と表明。機体を飛ばした航空会社は釈明に追われている。

 欧米メディアによると、南アでのラグビー主要試合前の航空機飛行は、民主化翌年の1995年に開催されたワールドカップ(W杯)決勝の南ア-ニュージーランド戦の際に始まったとされる。南ア代表を扱った2009年の映画「インビクタス 負けざる者たち」でも取り上げられた。

 今年8月29日、南ア・ケープタウンでの南ア-ニュージーランド戦の前、地元航空会社エアリンクの旅客機2機が会場上空を通過。観客からは「南アならではの瞬間だった」と称賛する声が上がっていた。

 航空機を追跡する民間ネットワークのフライトレーダー24は、2機のうち1機がスタジアムの屋根から15メートル未満を飛んだと分析。インターネットで動画が拡散して批判を呼び、米国家運輸安全委員会元幹部は「安全ではなく、不必要だった」と指摘した。