滋賀県栗東市の当時の自宅で2023年、夫にメタノールを飲ませて視力障害を負わせたとして傷害罪に問われた妻森崎愛美被告(36)=同県湖南市=の判決で大津地裁(徳井隆一裁判官)は3日、無罪を言い渡した。求刑は懲役9年だった。

 公判で被告は「そのような事実はない」と無罪を主張。弁護側は犯行を裏付ける客観的な証拠はないと主張していた。

 被告は23年9月21~23日ごろ、メタノールを飲み物に混ぜるなどして夫に飲ませ、メタノール中毒で回復の見込みのない視力障害を負わせたとして起訴された。

 検察側は、被告が事件前にメタノールを主成分とする燃料用アルコールを購入していたとし、第三者が飲ませる機会はなかったと指摘していた。