熊本地震発生後、ペットの犬や猫が行方不明になったとの相談が、熊本県内の動物愛護センターや保健所へ先月25日までに272件寄せられていることが4日、県や熊本市への取材で分かった。うち129件は見つかり、飼い主の元に戻っているが、今も見つからない犬や猫がおり、行政や民間団体が捜索を支援している。
保健所や愛護センターへの相談は、熊本市が64件、他の市町村を管轄する県が208件。解決した129件には、狂犬病予防法などに基づき、県や熊本市が野犬と共に保護したペットも含むとみられる。
震度6強を観測した八代市の松原数展さん(49)は、両親が自宅で黒いトイプードルの雌犬「クロミ」の面倒を見ていた。クロミは激しい揺れに驚いて震えが止まらなくなり、その場でふん尿を漏らすほどだった。閉め忘れた玄関ドアの隙間から飛び出したという。
警察や保健所に届け出た上、家族でチラシを配って捜し続けているものの、発見に至っていない。松原さんは「家族が欠けている感じ」と肩を落とす。
























