大崎事件の第5次再審請求で3者協議後、記者会見する弁護団共同代表の鴨志田祐美弁護士=15日午後、鹿児島市
 大崎事件の第5次再審請求で3者協議後、記者会見する弁護団共同代表の鴨志田祐美弁護士=15日午後、鹿児島市

 鹿児島県大崎町で1979年に男性の遺体が見つかった「大崎事件」の第5次再審請求審で、殺人罪で服役した原口アヤ子さん(99)の弁護団は15日、鹿児島地裁で開かれた裁判所、検察側との3者協議で、遺体に絞殺の所見がないと示した五つの大学の法医学者による鑑定書を基に、他殺ではないと訴えた。非公開の協議後、弁護団が記者会見で明らかにした。

 弁護団によると、千葉大の岩瀬博太郎教授(法医学)らの鑑定書は「手やひもで首を絞められて死亡したと判断するのは非常に難しい」と指摘。弁護団は協議で、弁護団による実証実験などと併せ、確定判決が認定した窒息死を否定し、他の死因の可能性があると説明した。