講演する特定失踪者早坂勝男さんの兄勇治さん(右)と弟胞吉さん=3日午後、宮城県加美町
 講演する特定失踪者早坂勝男さんの兄勇治さん(右)と弟胞吉さん=3日午後、宮城県加美町

 宮城県加美町出身で、北朝鮮による拉致の可能性を否定できない特定失踪者の早坂勝男さん=失踪当時(24)=の家族が3日、同町で講演した。早坂さんの兄勇治さん(88)は「家族も年齢を重ね、とにかく時間がない。少しでも多くの方に関心を持ってもらい、政府を動かす必要がある」と訴えた。

 早坂さんは1968年、東京都墨田区で行方が分からなくなった。弟の胞吉さん(77)は「東京で開かれる集会にも、毎年これで最後かもしれないという思いで参加している。一日でも早く解決してほしい」と語った。

 「救う会宮城」の安藤哲夫会長によると、拉致問題の早期解決を求める署名は宮城県内で近年減少しており、若年層への周知が課題だという。