三菱倉庫は2日、神戸ハーバーランドの商業施設umie(ウミエ、神戸市中央区)のうち、海に面する集合店舗ゾーン「モザイク」を全面改装すると発表した。来年2月1日から一時閉館する。再開は数年後になる見通し。開業から34年を経て建物と配管などの設備が老朽化しており、改装して魅力の拡充を図る。
モザイクは、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造の3層構造で延べ約3万4千平方メートル。1992年、ハーバーランドのまち開きに伴って開業。神戸ポートタワーなど港の風景を一望しながら回遊できるスポットとして、観光客や地元の家族連れなどに親しまれてきた。
現在、約80店が入っている。三菱倉庫は「テナント事業者と円滑な一時閉館に向けて協議を進めている。改装計画の詳細は内容が決まり次第、改めて知らせる」としている。隣接する神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールと大観覧車は営業を続ける。
◇
■ウオーターフロント再開発、相乗効果注目
全面改装のため一時閉館する神戸ハーバーランドの商業施設「モザイク」は、関西でウオーターフロント開発の先駆けとなったハーバーランドを象徴する施設として、根強い人気を保ってきた。神戸港一帯では近年、アリーナや劇場型水族館ができるなど再開発が進んでいる。相乗効果の発揮へ、改装後のモザイクの姿にも関心が集まりそうだ。
神戸ハーバーランドは、旧国鉄貨物駅跡地を中心とするエリアの再開発を経て1992年にまち開きした。三宮や元町に匹敵する商業区域を目指したが、阪神・淡路大震災を挟んで西武と阪急の両百貨店が撤退するなど、核施設の運営は変遷した。
そうした中で、三菱倉庫跡地を利用したモザイクは、神戸港を望む立地を強みにして34年間営業してきた。隣接地で2013年に開業した神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールの集客も追い風になった。
近年、神戸のウオーターフロント再開発は、三宮と元町に近い新港地区で進んだ。15年以降に温泉宿泊施設、劇場型水族館が入る複合施設、アリーナなどが続々とできた。
今後、国内外の高級大型クルーザーを受け入れるマリーナが開業予定。メリケンパーク東側の船だまりを埋め立てて親水区域にする計画も進む。ハーバーランドはこれらの西側に位置し、モザイク改装が集客増につながるか注目される。























