神戸ハーバーランドの商業施設umie(ウミエ、神戸市中央区)のうち、海に面する集合店舗ゾーン「モザイク」が全面改装されることが分かった。来年2月から一時閉館し、2030年前後の再開を目指す。隣接する神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールと観覧車は営業を続ける。港町・神戸を代表するウオーターフロントの景観をかたちづくる施設の一つが、開業から34年を経て生まれ変わる。(長尾亮太、末永陽子)
モザイクは1992年、関西のウオーターフロント開発の先駆けとしてまち開きしたハーバーランドで、神戸港の岸壁沿いに開業した。3層構造の建物に飲食、物販店が軒を連ね、神戸ポートタワーなど港の風景を一望しながら回遊できるスポットとして人気を呼んだ。
もともと三菱倉庫(東京)の倉庫跡地で、当初は同社と現在の阪急阪神東宝グループが共同出資する会社が運営。フェリー発着地としての機能も担っていた。
12年には隣接する百貨店「神戸阪急」が閉店。13年から旧神戸阪急と旧Ha・Re(ハレ)の商業ビル2棟にモザイクを加えた一帯をウミエと名付け、イオンモール(千葉市)が一体運営を始めた。
同年にアンパンマンこどもミュージアムが開業するなど、子育て中のファミリー層に照準を合わせた取り組みが実を結び、にぎわいを取り戻した。インバウンド(訪日客)や地元住民も含め、ウミエ全体で年間1700万人(25年度)の客が訪れる。
今回のモザイク改装は、施設や設備の老朽化に伴って進められる。空調用配管からの水漏れなどが起き、建材として多用する木の腐食も進んでいた。海辺で憩える機能の向上などを図るとみられる。
現在、約80店が営業している。複数の出店事業者などによると、すでに改装の方針が伝わり、対応を検討しているという。神戸のウオーターフロントでは、新港突堤にアリーナや劇場型水族館ができるなど新たなにぎわいづくりが進んでおり、モザイクの今後の運営にも関心が集まる。























