液体消火剤が流入し、泡だらけになった夙川=1日午後2時48分、西宮市川添町付近
液体消火剤が流入し、泡だらけになった夙川=1日午後2時48分、西宮市川添町付近

 兵庫県西宮市は1日、市内を流れる夙川に、近隣マンションから誤って液体消火剤が流れ込んだと発表した。発がん性などが指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が含まれており、県などが清掃作業を行う。

 市によると、同日午前6時過ぎ、西宮市北名次町のマンション駐車場で、誤作動のため、火災時に使われる消火剤がまかれた。消火剤は水路を経由し、近くの阪急苦楽園口駅付近から夙川に流れ込んだという。河口まで約3キロで、その間の水面が断続的に泡で埋まった。

 市などは、一部でコーン標識を置いて川への立ち入りを制限。今後、PFASの濃度を測定して対応を検討する。消火剤の流入量は判明していないが、含まれていたPFASは1%未満という。

 PFASは熱に強く、水や油をはじくため消火剤や日用品などに広く使われてきた。市は「健康に直接影響を及ぼすものではないが、念のため触れないで」と呼びかけている。(堀内達成)