京都が拠点の狂言大蔵流茂山千五郎家が5月、東京と京都でファンクラブ「クラブSOJA」主催の公演「お豆腐の和らい2026」を開催する。初心者が古典に触れるきっかけとなるよう演目を工夫し、一般2300円という手頃な価格の回も。取材会で千五郎は「幅広い方に、気軽に見て楽しんでもらえる公演にしたい」と語った。
5月3日の東京・紀伊国屋ホール公演は「七番立狂言会」と銘打つ。大蔵流に伝わる約180番の古典の演目は、「大名」「鬼山伏」など七つのジャンルに分類されており、それぞれから一つずつ選んだ7番でその全体像を届ける。「狂言の持つ魅力やストーリー性など、幅広い面白さを見て」と千五郎。
京都観世会館では5月23日、「大人も子供も狂言入門」をコンセプトに、2回公演で計6番を解説つきで上演。うそ泣きするための水を墨と間違え騒動になる「墨塗」や、腰を打った雷が医者に助けを求める「神鳴」など親子で楽しめる作品を選んだ。
千五郎家のファンクラブ公演は、役者が企画制作から会場の準備などを担う手作り感が売り。今回初めて、千五郎の双子の息子、竜正と虎真が企画に加わった。竜正は「つくる側になることで考えることも多かった」。虎真は「映画を見るような値段。初めて見る人の壁をなくせたら」と語る。
























