2025年度の全国学力テストから、それぞれが異なる問題を解くことで幅広い領域の学力調査が可能となる「IRT(項目反応理論)」の手法が採用された。文部科学省は全ての児童生徒に結果を返却し、各学校での指導に生かすことを理由に全員参加を維持してきたが、IRTでは半数以上の問題が非公開で、どんな問題をどう間違えたのか分からない。全員参加の根拠は揺らぐ。
2025年度の全国学力テストから、それぞれが異なる問題を解くことで幅広い領域の学力調査が可能となる「IRT(項目反応理論)」の手法が採用された。文部科学省は全ての児童生徒に結果を返却し、各学校での指導に生かすことを理由に全員参加を維持してきたが、IRTでは半数以上の問題が非公開で、どんな問題をどう間違えたのか分からない。全員参加の根拠は揺らぐ。