ミャンマー総選挙と米中の思惑
 ミャンマー総選挙と米中の思惑

 ミャンマー軍事政権は総選挙実施で「民主化」の体裁を整え生き残りを図る。排除された民主派は「見せかけの選挙」と非難し、少数民族武装勢力は内戦を続ける。軍政への影響力を強める中国は一貫して選挙を支持。反軍政の旗頭だった米国も、ミャンマーのレアアース(希土類)を求め軍政との対話にかじを切るとの観測が浮上。情勢の鍵を握るのは米中だ。