国際オリンピック委員会(IOC)本部
 国際オリンピック委員会(IOC)本部

 【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)は5日、女子種目の保護、五輪の競技種目、スポンサー契約・マーケティング、ユース五輪の四つの作業部会を設置したと発表した。6月に就任したコベントリー新会長が掲げる将来を見据えた体制整備の一環で、懸案事項について見直しを図っていく。

 同じくコベントリー氏が作業部会を設置する方針を示していた五輪開催地選考の見直しは、新たな部会ではなく将来開催地委員会が検討していくという。

 女子種目の保護の部会では男性として生まれて女性を自認するトランスジェンダー選手の出場資格などの議論を深めるとみられ、部会のメンバーは高潔性を守るために非公表とした。五輪の競技種目の部会では夏冬の伝統競技について入れ替えの可能性も検討する。

 日本人では太田雄貴IOC委員がユース五輪の部会のメンバーに名を連ねた。