ものづくりの町には「角打(かくう)ち」がよく似合う。仕事帰りの常連が酒屋ののれんをくぐり、立ち飲みでコップ酒とアテを味わう。店主らとの会話で心もほぐし、サッと帰る。神戸市兵庫区・和田岬の木下酒店もそんな店だった。三菱重工業や三菱電機の工場が並ぶ「三菱村」に店を構えて100年余り。3代目夫妻が切り盛りしてきたが、今夏、夫が亡くなり、店を畳むことに。最後の日を取材した。(段 貴則)
ものづくりの町には「角打(かくう)ち」がよく似合う。仕事帰りの常連が酒屋ののれんをくぐり、立ち飲みでコップ酒とアテを味わう。店主らとの会話で心もほぐし、サッと帰る。神戸市兵庫区・和田岬の木下酒店もそんな店だった。三菱重工業や三菱電機の工場が並ぶ「三菱村」に店を構えて100年余り。3代目夫妻が切り盛りしてきたが、今夏、夫が亡くなり、店を畳むことに。最後の日を取材した。(段 貴則)