イラン核問題を巡る構図
 イラン核問題を巡る構図

 英仏独は対イラン国連制裁を復活させる手続きに入った。30日間の猶予があり、イランは核拡散防止条約(NPT)脱退をちらつかせる瀬戸際戦術に出る。トランプ米政権は単独主義に走り、中ロは欧州と対立。イラン核問題を巡る国際社会の分断は深い。新たな制裁が「出口のない圧力と反発の連鎖」(米シンクタンクの専門家)の引き金を引く恐れが高まる。