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【特集】電子版eミミ

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 コロナ禍で何もかもがいつもと違う1年でしたが、それでも季節は巡ります。神戸新聞は3月8~10日、「卒業生、未来へのメッセージ」と題し、LINEの公式アカウントを通じて、今春学校を卒業する皆さんから意見を募りました。この1年で残念だったこと、そんな中でもうれしかったこと、これからの決意…。保護者ら大人の方々も含め、多くの人が声を寄せてくれました。以下にご紹介します。掲載が遅くなり、時機を逸したメッセージもありますがご了承ください。

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 Q子どもたちに伝えたいことを教えてください

 ♥コロナでなにもかも今までと違いしんどかったね、よく頑張りました。(中学3年女子の保護者)

 ♥このコロナ禍の中、1年間お疲れさまでした。できることなら、もう1回この1年をやらせてあげたい。それはかなわないけど、この1年はきっと人生にとって無駄にはならないと信じてほしい。(小学6年男子の保護者)

 ♥世界中の人が経験したことがない事態になって、大人でさえ不安だらけの中、子どもたちは本当によく頑張っていると思います。(小学5年女子の保護者)

 ♥今まで誰も経験してこなかった、この事態を経験したことで、未来に万が一、また同じような緊急事態が起こっても幅広い視野で対応できる大人になってほしい(小学3年、同6年の娘を持つ44歳女性)

 ♥子どもたちは、大人が考えているよりも、切り替え、対応力がとても高いと思います。

 今の時代だからこそ、できるようになったこと、考え方、いろいろと柔らかい頭で創造していってほしいです。(小学6年男子、中学3年女子の保護者)

 ♥ネットの情報だけでなく、自然の中で触ったり、見つけたり、いろんな実体験を身につけてほしいなと思います。(小学6年女子の保護者)

 ♥友達と遊び共に学ぶことで人生は豊かになると思います。大人の言うこと聞いてるだけがいい子じゃありません。どうか自分たちの感覚や考えを大切にして友達と楽しく過ごしてください。(幼稚園、小学1年、中学2年の母、40代)

 ♥最後の運動会、音楽会、授業参観がなくって学校での姿が見られず残念でしたが、子どもがちゃんと生きていて、のびのび育っていることに感謝しています。

 いろいろ制限はあるけれど、1つ1つ乗り越えながら対処しながら、これからも家族で仲良く楽しく生きていこうね。

 命があれば、何とかなる!(小学6年の娘の母)

 ♥昨年から大変な状態が続いてますが、皆、よく頑張ってます。マスクを付けながらの学習はしんどいと思います。がこのような状態なので皆で頑張りましょう。

 そして、中3へ、もうすぐ公立高校受験ですね。精いっぱい頑張ってください。(中学1年女子、中学3年男子の保護者)

 ♥子どもたちへ

 2020年度は、ウイルスでたくさんの方々が亡くなりました。まさかウイルスとの戦争のような社会が来るなんて現実としてなかなか受け止めることに私自身も時間がかかりました。大切なのは、命です。

 お母さまから頂いた命、身体、これからも大切にしてください。一人一人できることから社会に役立つ人になって成長してほしいです。(中学3年女子の母親)

 ♥お友達はバイ菌じゃない、自分の成長をおじいちゃんおばあちゃんに見てもらおう、風邪をひいたらお大事に、風邪がうつったらお互いさま(年中児の母親)

 ♥学校ではマスクを強制されてもお外で遊ぶ時は外した方がいいよ。

 人とくっついたりお話したりするのは悪いことじゃないよ、すごく大事なことなんだよ。(女児の保護者)

 ♥今社会で言われている生活が間違っているということは子どもの気持ちを考えるととても言えないけれど、人と関わり合うことが大事であることは伝えたい。(保育園女児の保護者)

 ♥自分の最もやりたいことを探してください。勉強が嫌いな人でも、好きになりますよ。父兄も自分の子どもが何に夢中になるか、普段から注意して、できれば、夢中になることを後方から、支援することが大切だと思います。まず、基本が大切です。(不明)

 ♥今まで通りにいかない不自由で不安な毎日の中で、新しい様式やオンラインでのつながりにも慣れていくのが速い子どもたち。順応し、成長していくスピードに驚かされます。どんな状況でも楽しみを見つけていく姿に刺激をもらっています。一緒に前を向いて楽しんで生きていきたいなと思います。(6歳、3歳、0歳の母親、35歳)

 ♥今までの日々の生活なら、子どもたちより経験してきたことや、人からの話で伝えられることがあり、子どもも親の意見や周りの人からの情報で自分なりに判断しながら生きる道すじを決めることができたと思います。しかし、コロナは世界中の人がおびえ、生活を停止して、不安で仕方ない毎日でした。その頃、最後の総体もなくなり、自分が目標にしてきたものを奪われて、そして進路決定。

 18歳の子どもたちは置かれている状況をじっと我慢して今があります。どうぞ、この春より大学は対面授業で、友達を作ることや興味あることへのブレーキをかけないでやってほしいと願います。高校、大学時代で培われたことや、人間関係はこれからの人生を大きく、左右するものと私は思います。一番我慢して学ぶことを制限されたこの年代の子たちに、もっと光を浴びさせてあげたいと切に願います。(春から大学1年の娘の保護者)

 ♥健康な人が四六時中マスクをする必要はありません。今まで通りインフルエンザと同じく体調が悪くなれば休めばいい、マスクをすればいい。元通りの生活をしながら共存していくべきです。これ以上若い人たちの楽しみや生きる活力を奪わないでほしいと思います。(小学4年女子、幼稚園年長女児の保護者)

 ♥受験に関するお金が思っていた以上にかかったことを気にしていたけど、親も楽ではなかったけど、これは親の義務。走りだす未来へ、光輝く季節。泣きたくなることもあるけど、いい顔みせてね!(高校を卒業する息子を持つ母、43歳)

 ♥コロナの影響で大変だった中、自分の決めた道を焦らず前向きに頑張ってほしい。(支援学校高等部3年男子の保護者)

 ♥自分自身だけの可能性には限りがあるけど、誰かに頼るのは無限の可能性があるということ(18歳男子の保護者)

 ♥この経験を生かして困難に負けない強い力をつけてほしいです。(大学生の娘を持つ48歳女性)

 ♥自分が信じた道を進んでほしい。(30代女性)

 ♥今年はコロナに振り回された1年でしたが、健康の大切さや学校に通えることのありがたさ、友達と遊べることのありがたさがよくわかったと思います。

 中学校の学習支援ボランティアとして受験勉強の支援に関わっていましたが緊急事態宣言でボランティアも休止となりました。

 直接の応援はできなくなりましたが全員の合格を祈っています。(大学3年、29歳、男)

 ♥このコロナ禍であなたたちが流した涙はきっと将来への肥料になり、詰め込み授業はきっと社会人になってからの仕事の進め方に生きてくる。輝かしい10代がコロナ禍でくすんだとしても、あなたたちの心の中には立派なつぼみが成長しているはず。必ずいつかこの青春時代を取り返せる日が来る。この1年を乗り切ったのだから。笑顔、忘れないで。(不明)

 ♥回り道したことは絶対にムダにならないよ(50代、父)

 ♥失った時間やものは諦め、新しく創り出すことに力を注いでいきましょう。その時にゼロから創り出す技術とともに焼き物の金継ぎを思い出して。かけらをつなぐのです。何も持っていないことは弱みじゃなく、これからの可能性があるのです。無一物無尽蔵、豊かさは心の持ちようです。(56歳、男性)

 ♥こんな時だからこそ、教育には子どもに寄り添い、温かい指導が求められていると思います。

 焦らず、原点に立ち、教育の条理を大切にして、児童生徒たちに未来を語っていきましょう!(元大学教員、姫路市小学校非常勤講師、72歳)

 ♥生徒はもちろん保護者、地域の方々、必ず元の生活ができる日が必ず来ます。それまで皆で待ちましょう、頑張りましょう。(見守りをしている地域の防犯委員、73歳、男性)

 ♥仲良く皆で前進する(76歳、男)

2021/3/18
 

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