ヤマモトマサアキ・画
ヤマモトマサアキ・画

  第一章 のぼせ者(二十)

「仮に久通の凡庸が母親譲りであるのが事実だとしても--」と長頼はさらに両眉を寄せた。「兄者は、女子をまるでこの世に子供を産み落とす道具のように申されている」