ヤマモトマサアキ・画
ヤマモトマサアキ・画

  第一章 のぼせ者(五十五)

 だが、三好家と松永家の当主たち三人は、弾正のように素直に喜ぶのではなく、この状況を自分たちの威勢が将軍家より明確に増したせいだと勘違いした。将軍家など必要ないと思い上がった。