全国で猛威を振るっている新型コロナウイルス・ニンバス株。オミクロン株から派生した変異株で、強い喉の痛みが現れることが特徴だ。「普通の夏風邪の症状だと思ったら、途中から悪化し、まるでのどをカミソリで切ったかのような激痛症状が出る」という報告もされている。
今SNS上で大きな注目を集めているのはそんなニンバス株に罹患した体験をイラストを交えて綴ったレポート。
「すごい字下手ですが、コロナ(ニンバス株)になって1週間経ったのでレポート載せます」と件のレポートを紹介したのはイラストレーターのasahaさん(@vpandav)。
8月21日に突如として38.8度の高熱に襲われたasahaさん。翌日に病院で感染の診断を受け、自宅療養を始めたものの徐々に強烈な喉の痛みが広がり、咳や味覚異常、食欲不振の症状も。28日にはなんとか普通の食事が摂れるまでに回復したということだが、それまでの生々しい描写から症状の辛さが伝わってくる。
asahaさんにお話を聞いた。
ーー症状に気付いた当時や体調についてお聞かせください。
asaha:風邪の初期症状のような寒気やだるさを感じ、その3時間後には発熱しました。大阪の個展への出発前だったため自宅で気づいてよかったです。
ーー罹患期間を振り返って。
asaha:症状の1~3日目は地獄のような日々だったため到底すぐには復帰できないだろうと思いましたが、4日目で急に回復傾向になり…と言っても重めの風邪くらいの辛さはありましたが、病院の処方箋5日分を使い切ったところで発熱と喉はほぼ回復したのは驚きました。
脱水症状や栄養不足にならないよう、無理にでも水やビタミンウォーターを飲んだり、喉が痛くても我慢して飲み込めそうなパンやお粥を何回にも分けて摂取していたのがよかったかもしれません。なお咳と体のだるさは発症から10日目の現在も続いています。
ーー投稿に大きな反響がありました。
asaha:珍しい体験をしたからしたためておこうという気持ちで書いたものでしたが、多くの方に参考にしていただき、同じ経験をしたという方が引用やリプライもくださり、投稿を軸に知見が集まったり広まったりしたのは有意義でした。
「水も飲めないのに蒸しパンが食べられるなんてありえない、喉の痛みは誇張表現」みたいな引用RPも付きましたが、同症状を経験した方々からは蒸しパンが食べやすいことへの共感の声も多く、信じられず嘘松呼ばわりする人には一度経験してみてほしいと思います。なお「この症状じゃなかったらコロナじゃない」ということではありませんので、ネットの情報だけで判断せず、必ず医療機関の指示に従ってください。
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SNSユーザー達から
「まだニンバス株のコロナに罹った方が周りにいないので、実際どのような症状が出るのか気になってました。 とても参考になります。 今は症状軽くなっているのでしょうか…?お大事になさってくださいね。」
「辛いですよね。。。私も今コロナ6日目ですが、喉痛くなるのが嫌すぎて初日からマヌカハニーを一日中少しづつ舐める(1日トータルは、大さじいっぱいちょっとぐらいでしょうか)+ずっとマスク作戦を行ったところ、喉のダメージはだいぶ抑えられました。コロナと戦う皆様の参考になると嬉しいです。」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。読者のみなさんももし感染してしまった場合は参考にしていただきたい。
なお今回の話題を提供してくれたasahaさんは自身のYouTubeチャンネルで可愛いキャラクターアニメ作品を連載中。 「回転ずしくん」「ドコドコうさぎ」「メンメンメンダコドッコイショ」「自分がブラックタイガーだと気づいたエビフライ」など中毒性の高いピクセルアートアニメーションが山盛りなので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)