「東京スカイツリー」
こんなひと言とともに、飛行機の窓からのぞいた光景を撮影した写真が「X」で注目を集めました。そこには高さ約634メートルの電波塔「東京スカイツリー」の最頂部が雲の中からのぞく様子が写っています。
「ラピュタ…?」
「カリン塔の神殿かな」
「まるでネジ」
「海に見えた」
「わあ、飛行機から見た東京スカイツリーが雲海に浮かんでるなんて、まるでファンタジーの世界みたい!自然と人工物のコントラストがすごいね。」
リプライ欄には、想像力あふれる声が集まりました。
写真を投稿したのは「ぐるぐるうづまき」(@guruguruuzumaki)さんのアカウントです。
ぐるぐるうづまきさんによると「撮影場所」は「羽田空港発、広島空港行き、の東京上空を飛行中のJAL263便機内」で「撮影日時」は「2025年9月11日 16:30過ぎ」とのことで、さらにくわしい話をお聞きしました。
■雲海の上、最頂部だけを出したスカイツリーを発見!
--撮影時のことを教えてください。
帰省のために羽田空港で広島空港行きの便に搭乗していました。しかし、この日は羽田空港を含めた東京周辺は激しい雷雨で、当方が搭乗した機体の離陸も大きく遅延してしまい、機体に搭乗したまま運行再開まで待機することになりました。約2時間後、激しかった雷雨もようやくやみ、離陸することができたのです。
--当日は悪天候だったのですね。それで雲が垂れ込めていた、と。
普段から、飛行機に搭乗する際には窓際の席を予約し、機内から地上の風景を撮影することが多いです。この日も離陸したときには羽田空港周辺に雲は結構残ってはいましたが、上昇する機体からは湾岸の風景がよく見えていましたので、撮影に勤しんでいました。
やがて、旋回する機体が東京スカイツリーの近辺に差し掛かったときに、いざ撮影しようとカメラをスカイツリーがあるであろう方向に構えてみると、雲海の上に最頂部だけを出したスカイツリーを発見した次第です。
--このシュールな光景をご覧になった時のお気持ちは。
機内からの撮影を楽しみにしているので「これは面白い写真が撮れそうだ」と思いました。何枚か撮影しましたが、搭乗していた飛行機の翼と組み合わせたことで、とても面白い写真が撮れたと思います。
■反応の大きさに驚き
今回の投稿には記事執筆時点で「10万件」もの「いいね」がついています。自身の撮影した写真が大きく拡散したことについてぐるぐるうづまきさんは「良い写真が撮影できたので、それなりに反応はあるかと期待していましたが、思った以上の反応の大きさにびっくりしています」と言い、さらに「皆様からの感想やコメントは興味深く拝読しています」と話しています。
(まいどなニュース特約・山本 明)