高校1年生のときに同級生として出会い、交際を経て結婚した夫婦。15年後、妻が夫に“馴れ初めクイズ”を出題したところ、夫はほとんど覚えていないという、多くの夫婦が経験する“あるある”な展開に-。出会いや初デートなどに関する質問が続く中、最後に出題されたのは「プロポーズの言葉は?」という問題。はたして夫の衝撃の回答とは…。ユーモラスな夫婦のやり取りがTikTokに投稿されると、「理想の夫婦」「こういう関係憧れる」と共感の声が相次ぎました。
投稿者である、TikTokアカウント「ひかりとよしゆき」(@hikayoshifuufu)を運営するひかりさんとよしゆきさん夫婦に話を聞きました。
2人は高校1年生で同じクラスになったのが最初の出会いでした。ひかりさんがよしゆきさんに約1年間片思いをした末、自ら告白して交際に至ったそうです。「周りからは『意外な組み合わせ!』と言われていました」と、ひかりさんは当時を振り返ります。
そんな2人の思い出を、夫はどれだけ覚えているのでしょうか。クイズは全4問です。
1問目の"初めて出会った場所は?"という問題でよしゆきさんは「高校の教室!1年C組!」と答え、クラスまで具体的に覚えているという順調な滑り出し。
1問目をクリアして順調な滑り出しに思えたのも束の間、2問目の"初デートの場所"、3問目の"ひかりさんが初めて作った手料理"を答えられなかったよしゆきさん。2問目では自信満々に東京ディズニーランドと答えてしまうも、正解は「イオン」。3問目はオムライスやチャーハンなどいくつか回答を挙げたものの、正解は「カルボナーラ」でした。
2問続けて不正解を連発し、「まるで覚えていなかった」というよしゆきさんに対し、ひかりさんは「全然覚えてないじゃん!」「ひどい!」とツッコミを入れながらも笑います。
「忘れていることも含めて笑い合える関係なんです。逆にそれもネタになって楽しかったです」とひかりさんは撮影時を振り返ります。
しかし、本当のクライマックスは4問目でした。「プロポーズの言葉は?」という問いに対し、ひかりさんが「答えられないよな…?」と煽ると、よしゆきさんからまさかの答えが返ってきます。
「プロポーズの言葉が”ない”が正解」
これには、ひかりさんも「プロポーズの言葉がないなんて!私はそれを一生根に持つと決めている!」と、長年秘めてきた(?)本音をぶつけます。
授かり婚だったこともありプロポーズをしていなかったそうで、「(プロポーズをしていないことに対し)面目ないけど…事実が先にきちゃったから仕方ない」と動画内で言い訳していたよしゆきさん。授かったことを知った当時の気持ちについてたずねると、「正直びっくりしましたが、この人となら大丈夫だと思えて迷いはなかった」と、ひかりさんは振り返ります。
動画の終盤では、「結婚10年の節目も過ぎたし、プロポーズの代わりの何かをやってくれるんだろうな、とずっと期待している」と明かしたひかりさんに対し、「期待してください」と答えるよしゆきさん。
そういった経緯がありながらも結婚した2人は、いまや入籍から10年以上、出会いから数えると15年以上が経っています。そんな、長く連れ添う2人に、お互いを大切にするために意識していることを聞きました。
「『ありがとう』は必ず言うようにしています。それと、意識的に『会話する時間』を取るようにして、お互いの気持ちを共有するようにしています」
もちろん時には意見がぶつかることもあるものの、まずは2人でよく話し合うのだそう。「基本的に夫が折れてくれることが多いです(笑)。気になったことは溜め込まず、その場で伝えることが長続きの秘訣だと思っています」とひかりさんは話します。
今回の投稿では、クイズ形式で15年間の思い出を振り返ったひかりさんよしゆきさん夫婦。普段はクイズにすることは少ないものの、「あの時こうだったよね」と振り返る時間はよくあるそうです。
クイズはほとんど不正解という結果になってしまったものの、この動画には「いいなあ、憧れる」というコメントや、「大体男って覚えてないよね」「私もプロポーズされていません!」という妻側の共感の声が相次ぎました。
「ここまで反響があるとは思っていませんでしたが、コメントでいろんな方とやり取りができて楽しかったです」