近年、悪臭や害虫・害獣の発生、健康被害、火災、近隣トラブルなどを引き起こすゴミ屋敷が、社会問題となっています。関東エリアで不用品回収・ゴミ屋敷清掃を行う株式会社ゴン(埼玉県戸田市)が実施した「ゴミ屋敷・汚部屋の住人」に関する意識調査によると、ゴミ屋敷の住人が片付けをしない理由は「気力・体力不足」が最多となりました。
調査は、汚部屋/ゴミ屋敷に住む全国の20~60代の男女300人を対象として、2025年9月にインターネットで実施されました。
その結果、汚部屋/ゴミ屋敷の住人が「部屋が片付かない最大の理由」として挙げたのは、「片付ける気力や体力がない」(35.7%)が最多となりました。
次いで、「仕事が忙しく、時間がない」(21.3%)、「どこから片付ければよいか分からない」(18.9%)といった意見も多く、自力での片付けには物理的・精神的なハードルがあることがうかがえました。
その一方で、回答者の89.7%が「片付けたい」(思う51%、少し思う45.7%)という気持ちを持っていることも明らかになり、その理由としては「散らかった部屋で過ごすことにストレスを感じているから」(51.0%)が最多となったほか、「部屋を広く快適に使いたいから」(45.7%)、「物が多く、探し物が見つからないから」(15.4%)など、暮らしの質の改善を求める声が目立ちました。

























