デジタルメディアの運営などを手掛けるインターグ株式会社(東京都港区)は、このほど「仕事における生成AIの利用実態と意識」に関する調査を実施しました。それによると、約5人に1人が、知識や情報不足に直面した際に最初に頼るものとして「生成AI」と回答した一方で、生成AIを活用して作成した成果物を提出する際に、「AIを使ったことを伝えていない」人が6割にのぼることがわかりました。
調査は、日本国内で企業に勤める、20~30代の一般男女535人(男性298人、女性237人)を対象として、2025年11月にインターネットで実施されました。
まず、「仕事で生成AIを利用する頻度」を尋ねたところ、全体の41.0%が「週に1日以上」と回答しました。
また、「生成AIを利用している業務」については、「定型的なメール・文書の作成」(20.4%)、「専門的な知識が必要な問題解決」(18.5%)、「データ入力・集計」(17.0%)が上位に挙がっています。
続いて、「仕事で知識や情報不足の際に最初に頼るもの」を聞いたところ、「検索エンジン」(32.0%)、「先輩・同僚」(29.3%)が上位を占めた一方、「生成AI」(20.9%)にとどまったものの、「上司」(24.7%)に迫る水準となりました。
他方、「仕事の悩みやキャリアの不安がある場合」では、「家族・友人」(30.8%)、「先輩・同僚」(27.1%)、「検索エンジン」(21.3%)が上位となり、「生成AI」は15.1%という結果になりました。
では、生成AIを活用して作成した成果物を提出・報告する際、AIを使用したことを伝えているのでしょうか。
調査の結果、約6割が「伝えない」(ほとんど伝えない21%、全く伝えない38%)と回答しており、意図する・しないにかかわらず、会社が把握していないところで生成AIが業務に使われ、情報漏洩や参照元の不明確さなど、企業にとってリスクとなりうる課題が潜在している可能性が示唆されました。
その一方で、「AIを使ったことを上司に伝えることへの抵抗感は感じない」と答えた人は72.0%にのぼっています。
次に、「あなたの会社はAI活用に関する十分な教育やトレーニングを提供していますか」と尋ねたところ、「提供している」は27.0%にとどまり、「全く提供していない」が53%、「提供しようとしているができていない」は20%と、合わせて7割超となりました。
また、若手社員の成長と働きがいのために「AI関連で企業が最も優先して取り組むべき支援・制度」としては、「AIリテラシー研修の徹底」(32.9%)、「AI活用ルールの柔軟化」(31.4%)、「AIを活用した創造的業務への配置転換」(24.9%)が上位に挙がりました。
最後に、「生成AIの進化は、将来のキャリアに対してどんな影響を与えると思いますか」と聞いたところ、「スキルアップの必要性が増す」(25.4%)や「自分の仕事の一部が置き換えられる」(23.9%)、「新しいチャンスを生み出すと思う」(23.7%)が上位に挙がったものの、「分からない」(27.5%)が最も多くなりました。
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【出典】
▽インターグ(株)調べ























