49日が過ぎた今も、チャコちゃんは家族の心の中で生き続けています(パパさん提供)
49日が過ぎた今も、チャコちゃんは家族の心の中で生き続けています(パパさん提供)

柴犬との日常をSNSで発信しているパパさん(@AkAVceDyN4QgGH7)が、X(旧Twitter)にこう投稿しました。

「おはようございます 今日はチャコお婆ちゃんの49日。」

チャコちゃんは2026年1月14日、18歳7カ月と5日で永眠。その最期の時間や、当時小学生だった息子さんのしゅんくんの言葉が多くの人の心を打ち、SNSには「涙が止まらない」「優しい家族の時間を感じた」といった声が相次ぎました。

■眠るように旅立った18歳の茶柴

チャコちゃんが旅立ったのは、1月14日午前4時20分ごろ。投稿によると、痙攣(まひ)も落ち着き、家族全員に見守られながら、まるで眠るように静かに息を引き取ったといいます。

飼い主のパパさんは取材に対し、当時の様子をこう振り返ります。

「痙攣もおさまり、家族全員に見守られながら、眠るように穏やかな最期でした。とても静かで、優しい時間だったと思います」

家族は、これまで一緒に過ごしてきた日々を思い出しながら、チャコちゃんのそばで静かな時間を過ごしていたといいます。

■泣き崩れる母に、息子がかけた言葉

しかし、チャコちゃんはまるで眠っているような表情だったため、すぐには現実を受け止められなかったといいます。ママさんはチャコちゃんにすがり、涙が止まらなかったそうです。

そのとき、しゅんくんが静かにこう言いました。

「もういいんだよ。起きないよ。眠るのが好きだから、寝かせてあげよう」

パパさんは、その瞬間をこう振り返ります。

「その言葉が本当に胸に刺さりました。いつの間にか大人になっていたんだなと思いました」

同時に、しゅんくんもつらいはずなのに、そんな言葉を言わせてしまったことに「申し訳ない気持ちもあった」と話します。

■11万いいねの自由研究のモデル犬

実はチャコちゃんは、多くの人に知られた犬でもありました。

2022年、しゅんくんが小学2年生のときに行った自由研究「ぼくとチャコ」。パパさんがSNSに投稿すると、11万件以上のいいねがつき大きな話題に。

その研究は後に、絵本『ぼくのいぬはどうしてこんなにかわいいのか』(KADOKAWA)として出版されました。家族にとってチャコちゃんは、ただのペットではなかったといいます。

「息子の親友でもあり、母のようでもあり、おばあちゃんのようでもあり、時にはお姉さんのようでもありました。ひとりで何役もしてくれていた、かけがえのない存在でした」

しゅんくんが体調を崩したときには、そっと隣に寄り添い続けてくれたこともあったそうです。

■火葬の日、見上げた夜空

チャコちゃんの火葬は、1月15日の夜に行われました。その時間、パパさんはSNSで「空を見上げて見送ってほしい」と呼びかけました。火葬中に見上げた夜空は、とてもきれいだったといいます。

「姿形がなくなってしまうんだなと思うと悲しくなりました。でも同時に、お空に行っているのかなとも感じました」

■「チャコを超えるかわいい存在が見つからない」

現在もしゅんくんは、毎日祭壇にお線香をあげ、おやつを供えてチャコちゃんに話しかけています。これまでチャコちゃんを抱きしめながら眠っていたため、今はぬいぐるみを抱きしめて寝ているそうです。

それでも時折、こんなことを言うといいます。

「チャコを超えるかわいい存在が見つからなくて困っている」

パパさんは笑いながら、こう語ります。

「チャコを思い出すと、まず『かわいい』が出てきます。本当に顔がかわいかったんです。かわいいってすごいですよね」

■「どうか最後まで大切に」

投稿には多くのコメントが寄せられました。

「息子さんの言葉に涙が出ました」
「こんなに愛されて幸せな犬生ですね」
「絵本でチャコちゃんを知りました」

パパさんは最後にこう話します。

「チャコは本当に頑張りました。見守ってくださった皆さんに感謝しています。今、犬を飼っている方、これから飼おうと思っている方には、どうかその子を最後まで大切にしてあげてほしいと思います」

49日が過ぎた今も、チャコちゃんは家族の心の中で生き続けています。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)