瀬戸内の春の風物詩、イカナゴのシンコ(稚魚)漁が17日、播磨灘で解禁された。近年極端な不漁続きで、この日の漁獲量も低調。漁業者らは資源保護のため、18日で漁を打ち切ることを決めた。2日間の漁期は、2024年に1日で終わって以来、2番目の短さ。
明石市の林崎漁港からは林崎漁業協同組合の8隻が出漁した。初日の漁獲量は15籠(1籠約25キロ)で、不漁に陥る前の16年の260籠から激減。昨年に比べればほぼ倍だが、同漁協の久留島継光指導課長(36)は「誤差の範囲の少なさ」と残念がった。
姫路市家島町の坊勢漁業協同組合は約180隻が坊勢島の沖合で操業。漁獲量は昨年より2トン少ない約14トン(582籠)と、16年の2割以下にとどまった。
今年の漁の解禁日は、兵庫県の記録が残る1987年以降で最も遅らせた。シンコの成長が進んでおり、平均体長は6・8センチと大きめだった。
例年同時期に漁が始まる大阪湾では、資源保護のため3年連続で休漁している。(藤森恵一郎、船田翔太)
























