「以前、帰宅した時、引き出しが全部出されていて、泥棒が入ったと思ったことがあります。このお方が犯人でした。」
そんなコメントとともに投稿された動画が、SNSで注目を集めています。
投稿したのは、横浜在住の飼い主・大山しるこさん(@jjshrukojj)。映っていたのは、引き出しを器用に開けていく茶白の猫・カイくんと、その様子を後ろからじっと見守る黒白の猫・そらくんの姿です。
まるで“泥棒役”と“見学役”。思わずクスッと笑ってしまう光景に、SNSでは「可愛い泥棒さん」「あっちもこっちも開いていて笑った」といった声が寄せられました。
■目の前で起きた“犯行”…飼い主が目撃した瞬間
実はこの動画、偶然撮れたものではありません。
当時、大山さんはキッチンの隅でスマートフォンを見ていたところ、目の前で茶白の猫・カイくんが食品ストックの引き出しを開け始めたのだといいます。
「たまたま目の前で、カイが一番下の引き出しを開け始めたので、すぐスマホを構えました」
あまりにも自然な動きで引き出しを開ける様子は、まさに“常習犯”のそれ。驚くというより、「また始まった」と思わず撮影してしまったようです。
■狙いは食べ物ではなかった?意外な“本当の目的”
一見すると、食べ物を物色しているようにも見えるこの行動。しかし、大山さんによると、カイくんの目的は別にあったといいます。
「物色というより、引き出しの中に“入りたかった”んだと思います」
カイくんはもともと、引き出しや戸棚、押し入れ、さらには食器棚や下駄箱まで、「入れそうな場所は全部入りたい」タイプ。このときも、少し開いた隙間を見つけて潜り込もうとし、その途中で小麦粉の袋に興味を示したのではないかとのことでした。
■正反対すぎる2匹の性格が“面白さ”を倍増
動画の面白さをさらに引き立てているのが、もう1匹の猫・そらくんの存在です。
引き出しを開けるカイくんの後ろで、ただ静かに見守る“見学役”。この対比には理由がありました。そらくんは、おっとりマイペースな“王子様タイプ”。一方のカイくんは、野生味あふれる行動派で、要領がよく甘えん坊。
たとえばおやつの時間でも、そらくんが「これ何だろう?」とゆっくりしている間に、カイくんが自分の分を食べ終え、さらに横取りに来るのだとか。それでもそらくんは怒らず、静かに譲ってしまうといいます。
まさに“正反対”。それでも、つかず離れずの関係で、仲は良好だそうです。
■対策は「絶対に開けられない場所へ」飼い主の工夫
こうした“いたずら”に対して、大山さんはどのように対策しているのでしょうか。
「袋を破って食べられそうなものは、絶対に開けられない場所に収納しています」
幸い、食べ物以外への執着はあまりなく、今回のように少し触る程度で終わることが多いとのこと。ただし、誤飲のリスクを避けるためにも、管理には注意しているといいます。
■「怒れない可愛さ」共感の声が続々
投稿には多くのコメントが寄せられました。
「猫って賢いですよね」
「うちも容器を破られてイタチごっこでした」
「でも怒れないんですよね」
さらに、「出汁パックが危ないのでは?」といった具体的なアドバイスや、「あごだし汁に気づかなかった犯人(笑)」といったユーモラスな指摘もあり、大山さん自身も驚いたといいます。
■思わぬ反響に「全部返信しました」
今回の投稿は予想以上に拡散され、多くの人の目に触れることに。
「思いもよらず多くの方に見ていただいて驚いています」
寄せられたコメントにはすべて返信したという大山さん。その丁寧な対応からも、愛猫たちへの深い愛情が伝わってきます。引き出しを開ける“泥棒猫”と、それを静かに見守る“相棒”。
正反対の性格だからこそ生まれる、思わず笑ってしまう日常のひとコマは、多くの人の心を和ませています。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
























