15年前のルーチちゃん。被毛の色合いが現在とまったく違いました(画像提供:原田さん)
15年前のルーチちゃん。被毛の色合いが現在とまったく違いました(画像提供:原田さん)

「←1週間前と15年前→」

そんなコメントとともに投稿された愛猫の写真が、見る人の目を引いています。写っているのは、「ルーチ」ちゃん(15歳・女の子)。15年前の姿は、淡いクリーム色からベージュ系のやわらかな毛色で、全体的にふんわりとした印象です。ところが現在は--まるで別猫。

毛色は濃いブラウンからダークチョコレートのような色合いへと変化し、顔まわりや耳、手足、しっぽの色がぐっと濃くなっています。体の明るい部分とのコントラストもはっきりし、「シールポイント」と呼ばれる毛柄に近い印象に。15年という歳月の中で、ここまで劇的に変化するものなのかと驚かされます。飼い主のXユーザー・原田さん(@CrownTaiheiyo_L)に話を聞きました。

■「どんどん茶色くなってない?」成長とともに進んだ変化

ーー毛色はいつ頃から変わり始めたか教えてください。

「私が最初に会った頃から、『どんどん茶色くなってない?』と話していました。こういうこともあるのか、と驚きながら見ていました。妻によると、生まれたときは本当に真っ白な白猫で、数週間後に引き取りに行くとしっぽ付近が少し茶色くなっていて、生後1年ほどで写真のように頭やしっぽ、手足に模様が出てきたそうです」

ーーほかにも「変わったな」と思うことはありますか。

「年を取って寝ていることが多くなりました。目が悪くなったのか、外を見ているとき以外は瞳孔が全開です。それから、爪切りのときに以前は嫌がりつつもおとなしくしていたのに、最近は『ンギャッ!』と声をあげたり、少し暴れたりするようになりました…猫も年を取ると頑固になるのでしょうか」

ーールーチちゃんと暮らし始めたきっかけは?

「もともと妻の猫で、私が一緒に暮らし始めたのは1歳のころでした。最初の夜から膝に乗ってきて、そのまま一緒に寝ました」

ーーふだんはどのような性格か教えてください。

「ひとことで言うと、まさに“猫”です。おやつや甘えたいときは自分のペースで『おやつ!』『おひざ!』と要求し、満足するとプイっといなくなります。同居猫のボンちゃん甘えた声で寄ってくるタイプですが、この子は人間に追いかけさせるタイプですね。若いころはハンティングが得意で、飛んでいる蜂や蛾を空中で猫パンチしていました。

シニアになってからは目が悪くなったのか音に敏感になり、驚かせないよう気を付けています。また足腰が弱ってきたため、窓際や膝に乗るための台も用意しています。人間は何かと我慢が多いですが、この子はやりたいことをやりたいときにやる。その姿に、どこか憧れてしまいます」

大きく姿を変えながらも、マイペースで気ままな魅力はそのままのルーチちゃん。これからも優しい飼い主さんやボンちゃんとともに、穏やかで心地よい時間を重ねていくことでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)