整備される「リトパ鳴尾浜」の温泉・スパ施設の外観イメージ(鳴尾浜リトリートパークグループ提供)
整備される「リトパ鳴尾浜」の温泉・スパ施設の外観イメージ(鳴尾浜リトリートパークグループ提供)

 兵庫県の西宮市は、鳴尾浜臨海公園南地区(鳴尾浜3)の再整備について、温泉・スパ、レストラン、ドッグランなどを備えた施設を建設すると発表した。エリアの名称は「リトパ鳴尾浜」。6年前に閉館した健康リゾート施設「リゾ鳴尾浜」があった場所で、今年3月に整備業者が決まった。2028年4月に順次、オープンを予定している。(堀内達成)

 同地区の広さは約5・7ヘクタール。第三セクターが運営するリゾ鳴尾浜が中心的な施設だったが、赤字経営や老朽化のため営業を終えた。これを受けて市は、再整備の検討を開始。有識者らでつくる委員会で公募に応じた2業者から、日比谷アメニス(東京)など4社でつくるグループを選んだ。

 地区内の一部区域で、民間に商業施設を展開してもらう「パークPFI」制度を活用。利用業者は設置許可使用料の名目で市に月額約64万円を支払う。市は、同時に指定管理者制度も導入し、年額5400万円で公園自体の管理運営も業者に委託する。

 リトパは「リトリートパーク」の略称。仕事や家庭などの日常生活を離れ、自然豊かな場所や静かな環境で心身を整え、リセットする時間や体験を指す。温泉・スパ施設は森、空、海をテーマに三つのエリアに分け、ペット用品店もある。レストランにはテラス席を設ける。

 このほか、足湯や日よけができるパーゴラ、子ども向けの遊具広場も設置。既存のフラワーガーデンや芝生広場、海づり広場はそのまま維持する。東駐車場と緑化ボランティアの拠点施設「花工房」がある同地区南東部分は産業用地として利用転換する。

 温泉などの施設以外で、誰でも利用できる公園部分の整備費は2億7300万円を予定。業者側が1割以上を負担し、残りを市が支払う。来年10月から工事に着手するという。