誰もが一度は遊んだことのある手遊び歌『アルプス一万尺』。その歌詞の本当の意味を解説した「アルプスの少女ハイジ」公式Xの投稿が反響を呼んでいる。
多くの人がこの歌からアニメの舞台であるヨーロッパのアルプスや、子ヤギの上で踊っている光景を想像しがちだと指摘するこの投稿。
しかし実はこの歌のモデルは日本の北アルプスにある槍ヶ岳。歌詞にある「一万尺」とは槍ヶ岳の高さを表しており、「小槍(こやり)」は槍ヶ岳の山頂付近に実在する高さ約100メートルの鋭い岩のこと。頂上はわずか2~3人しか立てないほど狭いそうだ。
ハイジ公式の広報担当者に、投稿の意図やイラストへのこだわりについて詳しく話を聞いた。
--「アルプス一万尺」の解釈について、意外な勘違いなどはありましたか?
担当者:歌詞の「小槍の上で」を「子ヤギの上で」と勘違いしている方が多いことをふと思い出し、イラストを描いてSNSに投稿しましたが、まさかの大反響に驚いています。そんな中、「一万尺」を「一万弱(9800m)」、日本のアルプスをヨーロッパのアルプスと、さらに勘違いされている方の話を目にし、妙に納得してしまいました。
--分かりやすく伝えるためにこだわった部分は?
担当者:『アルプスの少女ハイジ』の演出を手がけた高畑勲氏は、晩年「ハイジを良い子に描きすぎた」と語っています。ですので、SNSに登場するハイジは著作権者の許可の下、「頑張りすぎない。元気じゃなくても良い。マイペース。」をモットーにしたキャラクターとして設定しました。
--「アルペン踊り」についてはどう思われますか?
担当者:これだけはみんなの謎でしたが……。『アルプス一万尺』とアニメに直接の関係はありませんが、高山の美しさに目を奪われ、思わず踊り出したくなるような高揚感や開放感には、どこか通じるものがあるのではないかと感じています。ただし、子ヤギには決して乗らないようご注意くださいね!(笑)。
◇ ◇
SNSでは「子ヤギの上で踊るなんて虐待だと思ってた」「3000メートルの岩の上で踊れるわけない」などのコメントが寄せられた。何気なく歌っていた歌詞の背景を知ることで、いつもの手遊び歌が少し違って見えてくるかもしれない。
(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)
























