2026年にマイナビが行ったアンケートによると、大学生が「大人になった」と実感した瞬間は「人間関係で無理をしなくなった」と回答した方が一番多く、次に「お金の管理ができるようになった」「自分で重要な決断をした」「趣味や価値観が“落ち着いた”と感じた」という回答が続きました。
「自分で何かができるようになった時」や「心と生活にゆとりが生まれた時」--これらが、成長を実感する主な要素になっているようです。
しかし、自分では「大人になった」と感じていても、親の方はどうでしょう。親からしたら、ふとした瞬間に「やっぱりまだ子供だな」と感じることも多いのではないでしょうか。今回は、そんな「大人ぶりたいお年頃」の娘を持つ母親が体験したエピソードをご紹介します。
■「私もう大人だし~」得意げな娘
時は平成。都内に住む主婦・Mさん(当時40代)の長女が、大学生だったときのこと。
「娘は前々から、一人旅に行ってみたい!と計画していました。バイトで稼いだお金を使って、自分だけで行き先を決めて、食べ歩きをしたり、温泉に入ったり、写真を撮ったり…そんな自由を楽しみたいんだそうな」
「出発当日、私は『気をつけて』と声をかけました。本人は『平気だよ。私もう大人だし』と、いっちょ前の顔をしていたんですよね。その言葉を信じて、送り出したんですが…」
親として頼もしい反面、どこか危なっかしさを感じていたMさん。その日の予感は、見事的中してしまいます。
■突然のSOS!?
娘さんが帰る予定だった日、突然電話がかかってきました。
「嫌な予感を覚えつつ電話に出ると、娘は半泣き状態。何があったのか聞いてみると『お金足りなくて電車乗れない、帰れなくなった、助けて~』と…なんと、出先でお金を使いすぎて、帰りの交通費が底をついてしまったらしくて」
「当時スマホはありましたが、今よりも決済の手段が少なく、娘はクレジットカードも持っていませんでした。『私もう大人だし宣言』はどこへやら、って感じで…。呆れはしましたが、見捨てるわけにはいかないですよね」
Mさんはため息をつきながら車を走らせて、2時間かけて娘を迎えに行ったそうです。
■これだけは言わせてほしい
Mさんは、当時のことを更に振り返ります。
「無事に合流したあと。助手席でシュンとしている娘に『大人なら気をつけなさい』って注意したんです。車内に気まずい空気は流れましたが、娘は素直に反省していました。どこかホッとしたような横顔をしながら…」
それを見て、Mさんは心の中でこうつぶやいたそうです。「親からしたら、まだまだ子どもだなぁ」と。
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親の目線からすれば、子どもが時に失敗して泣きついてくる姿さえも、振り返ればかけがえのない成長の1ページなのかもしれません。大人への階段を登る途中で、大きくつまずくこともある。そんな時、そっと手を差し伸べられる距離で見守ってあげたい。それこそ、自立へと向かう若者に対する、一番のサポートと言えるのかもしれませんね。
【出典】マイナビ学生の窓口
▽大学生が「大人になった」と実感した瞬間、1位は意外にもあの変化だった-Z世代のホンネ
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