「マンション派」と「戸建て派」にハッキリわかれる人もいれば、それぞれ良さがあってどちらに住もうか悩む人もいます。今回は「長くマンションに住んでいて、初めて戸建てに引っ越した方が気づいた不便さ」についてお話を伺ってきました。家づくりや家探しの時は気がつきにくい意外なポイントが集まりました!
■ゴミ出しについて考えたことがなかった
Aさん(関東在住、30代、主婦)の実家は総戸数300戸以上の大型分譲マンションです。物心ついたころから就職でひとり暮らしをするまでそちらにお住まいで、就職でひとり暮らしをしてからも単身者やDINKS向けの1ルーム~2LDKが中心の賃貸マンション暮らしでした。
結婚を機に夫の希望で戸建てを購入することになりましたが、Aさん自身は特にどちらでもこだわりはなく、初めての2階建てやお庭のある暮らしを楽しんでいます。
そんなAさんが戸建てに唯一感じるデメリットは「ゴミ捨て」について。
実家のマンションにもワンルームマンションにも敷地内にゴミ集積所があり、回収日以外にも24時間いつでもゴミを出すことができたため、マンション敷地内に住む住民とすれ違う可能性は多少あるものの、気軽に部屋着のまま好きなタイミングでゴミ出しをしてきたそうです。
売買契約をして不動産会社から初めてゴミ集積所は100m離れた場所にあること、自治会管理で清掃の輪番があること、道路上のため当日の朝時間厳守で出しに行くことを聞きました。
「普通に道路に出るので、さすがにすっぴんで行くには抵抗感があって、着替えて化粧して、朝、時間までに出すのって結構大変ですよね。あと雨の日とか、段ボール箱を回収日まで家に置いて置かなきゃいけないこととか…。意識していなかったけど、マンションの大きなメリットだったと思います」
慣れてしまえばそんなもの、ですが慣れるまでは結構面倒に感じそうなポイントですね。
■シンボルツリーや植栽がぐんぐん伸びて大変
Bさん(関西在住、40代、主婦)夫婦が建てた注文住宅は比較的土地が広く、アプローチや駐車場、庭にも十分なスペースがあります。外構にも予算を確保して、印象的な外観になるようエクステリアプランナーさんに発注し、自慢の外観になりました。
特にお客様から褒められるのが、シルバープリペットの生垣やジューンベリー、ヤマモミジなど人気のシンボルツリーです。外構工事が始まる前、殺風景に感じた外観と比較すると、高級感が増して住宅の魅力が引き立っていることには大満足なのだそうですが…。
「昔住んでいたマンションは、マンションなのに中庭があって、1階のお庭部分にも生垣があって、ロビーに花が飾られていて…。その雰囲気が好きだったんですけど、管理人さんがこまめに手入れしていたんですよね。当たり前ですけど、戸建てなので今は自分でやらないといけないんです。思っていたよりも伸びるのが早いし落ち葉もすごくて。植木屋さんはそれなりにお値段しますし、維持管理のこともう少し考えるべきだったかもしれません」
ひとくちに「手入れが楽ですよ」という品種でも、実際どれくらいの手をかける必要があるか育ててみないとわからないものですね。
■マンションの時は感じなかった「Wi-Fi弱い部屋&場所」がある
Cさん(関東在住、30代、派遣)一家が購入したのは3階建ての分譲戸建てです。完成済み物件を契約したため、自由度はありませんが、実物を確認して購入できたこと、家探しを始めてから住み始めるまでの期間が大幅に短縮できたことなど、分譲戸建てにした満足度は高いそうです。
そんなCさんが唯一想定していなかったのが、Wi-Fiの繋がりにくい場所があることでした。マンションで使っていたのと同じ事業者の光回線と契約し、前回よりも早いタイプにグレードアップしたにも関わらず、1階の水回りや3階の寝室に行くとゲームや動画の読み込みが遅くなってしまいました。特に夫婦ともに寝室にあがってお互いスマホを触っているときは、あまりのつながらなさに2階のリビングまでわざわざ降りることもあるそうです。
「ルーターとモデムは賃貸マンションに暮していた時と同じ物なんですけど、全然つながらないと友人に愚痴ったら戸建てはメッシュWi-Fiとか使った方がいいよ、って言われました。正直家の壁や床でWi-Fiがつながりにくくなるなんて思ってもいなかったです」
分譲戸建てのインターネット回線契約と工事はほとんど買い主負担。仕事や趣味で回線を多く使うなら、十分な検討が必要そうです。
(まいどなニュース特約・中瀬 えみ)
























