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神戸市灘区の六甲道駅南地区の深田町四丁目の再開発ビルが二十九日、起工式を迎える。三十階建て、高さ百十一メートルの超高層ビルで、同地区としては工事着工第一号となる。
ビルは、鉄筋コンクリート造り地下二階地上三十階、延べ床面積四万千七百九十平方メートル。一、二階は専門店を配置し、五階以上は百七十戸の住宅となる。以前のビルの居住者らが九十戸に入居し、残り八十戸が分譲される。地下一、二階と地上三、四階は駐車場。
昨年三月に事業計画が決定。幅十五メートルの歩行者専用道路などを含め、百七十一億円の事業費をかけ、九九年度の完成を予定する。
震災被害の大きかった同地区(五・九ヘクタール)は、二〇〇三年度の完成を目指して九千三百平方メートルの防災公園を取り囲むように四地区に分け事業が進められ、残りの三地区も基本設計に入っている。早いところでは今年度中にも着工が始まる。総事業費は約八百九十億円。
神戸市が施行する震災復興再開発ビルは、今年三月に着工した新長田駅南の日吉町二丁目のビルに次いで二番目。
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