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兄亡くした女性「お正月には、幸せそうに笑ってたね」

2021/01/18 07:00

 6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災は17日、発生から26年を迎えた。

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■兵庫県西宮市の実家が全壊して兄顕さん=当時(26)=が亡くなった 北佐和子さん(50)=西宮市

 地震の年の春に、結婚するはずだったお兄ちゃん。お正月には、お嫁さんになる人を親戚の前に連れてきて、幸せそうに笑っていたね。地震の前の晩も、お兄ちゃんがお土産にケーキを持って帰ってきたんだってね。一緒に食べなかったこと、お母さんが後悔してたよ。

 私が就職して家を出ていなければ、あの2階の部屋で寝ていたのは私だった。身代わりにしてしまったような気持ちが消えなくて。「ごめんね」って今会えるなら伝えたいよ。その分、幸せになれるように私が頑張って生きないとな。

 悲しさとどう向き合ったらいいか、悩みながら過ごした26年だったよ。お母さんとお父さんも高齢になって、この場所に来るのが難しくなったけど、代わりに会いに来るから安心してね。

=西宮市の西宮震災記念碑公園で=(地道優樹)

【特集ページ】阪神・淡路大震災

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