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「明石の水産業を未来へ」と願う福井健二さん=明石市林3
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「明石の水産業を未来へ」と願う福井健二さん=明石市林3

■未来に水産業残す環境を

 冬はノリの生産、夏はシラスを取って生計を立てている。林崎漁協の漁師の家に生まれ、高校を卒業してすぐにこの職を継いだ。

 コンクリート製の消波ブロックや防波堤で、海と陸の間の移動は格段に便利になった。明石海峡大橋が目の前に広がる景色もいい。しかし、子どもの頃はうじゃうじゃいたフナムシが見当たらない。

 昨年度、兵庫県産のノリは歴史的な不作に見舞われた。台風が来なかったことなど自然条件も一因だが、海岸などの整備で潮の流れが変わったことも原因ではないか。

 地球温暖化も悩みの種だ。ノリ網は、海水温が23度程度まで下がらないと海に張れない。ノリの漁期が年々、後ろにずれ込んでいる。海や海を取り巻く環境の変化が気掛かりだ。

 新型コロナ禍も追い打ちを掛けてくる。飲食店が営業しなければ、ノリの値段も下がる。もともと好不調の波があるのが水産業だが、この状況でも所得の補てんがないのは厳しい。

 漁師のなり手が減っているという話をよく聞く。私も2児の父。漁師を志す子どもが減れば、行き着く先は廃業だ。不漁や不況のあおりを受けても生活していけると、安心できるようになることを願う。そうすれば漁師を志す若者も増え、明石の水産業を未来に残せるはずだ。

(有冨晴貴)

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(2)バー店主・林寛三さん(36)=明石市
(1)就労支援施設に通う障害者・福田剛さん(47)=明石市

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